CHATBAN TALE story6 〜旅路〜
次の日、ライムたちは詐欺師撲滅の記念象の前に集合した。
オキラク「よし、全員揃ったな!出発!」
ライムたちは街を出て、道を道なりに歩いていくと、道沿いに売店があった。
ライム「うーん、喉が乾いたから飲み物買ってくよ。」
オキラク「わかった。じゃあ行こう。」
店に入ると、中年あたりのおじさんが店番をしていた。」
おじさん「らっしゃい!なにが欲しいんだい?」
ライム「冷たい水を一本ください。」
おじさん「悪いねぇ。最近飲み物が売れててねえ。ほとんど残ってないんだよ。」
ライム「そうですか。」
おじさん「ちょっと待ってろよ。在庫があるか探してみるから…おっ!アイスティーがちょうど一本残ってるじゃないか。どうだ?今ならキンキンに冷やすサービスもあるぜ。」
サエナイ「確かに」
おじさん「は、入ってるわけないだろ!...まあそれはいいとして買ってくか?たったの50エリスだぜ?」
ライム「買います!」
ライムは50エリスを払った。
おじさん「毎度ありー!」
オキラク「それじゃ、行くか。」
ライムたちはまた歩き始めた。
ライム「プハーッ!やっぱ冷えたアイスティーは最高だな。」
ライム「まだ言ってんのかよ!...っていうか、前から思ってたんだけど…」
オキラク「どうした?」
ライム「オキラクたちって出会ったばっかの俺に親しくしてくれたけどどうしてなんだ?」
オキラク「あー…別に俺らは出会ったばっかとかあんま気にしないからな。そうだろ?サエナイ」
サエナイ「そうだな。だからあんま気にせずにじゃんじゃん話しかけてこいよ。」
ライム「おう、ありがと。…ってすごい谷だな…」
ライムたちの目の前には大きな谷にかかった吊り橋があった。
ライム「ちょっと怖いな。」
オキラク「こんなん大丈夫だろ。ほらほら、行くぞ!」
サエナイ「お、おい」
ライム「これ大丈夫か?なんかギシギシいってんぞ。って言うか他の道はないのかよ」
オキラク「アニッキーランドに行く人はだいたい船でいくんだが…俺たちは予算がギリギリだからな。
あんま使われてないしいいと思ったんだが思ったより老朽化してたな。」
ライム「ええ…」
ライム&サエナイ「ちょっと待てぇぇぇぇぇ!」
その時、橋が衝撃に耐えられなかったのか、音を立てて崩れた。
オキラク「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア」
サエナイ「やっぱもっと金貯めてから船雇えばよかった…」
story7へ続く
こっから冒険ストーリーみたいにしてこうと思ってる