CHATBAN TALE story7 〜殺気〜

オキラク「さて、これからどうしようかね?」

サエナイ「登れる高さじゃないし…ん?あそこに道があるぞ。帰れるとは限らんが、道なりに進んでみよう。」

ライム「まあ、今撮れる手段なんてこれくらいしかないしな。よし、行こう!」

こうして3人は歩き始めた。

オキラク「にしてもぼろっちい橋だったよなぁ。改修工事くらいできんのかね?」

サエナイ「そもそも誰も通らねえしゆっくり渡れば通れたぞ。」

オキラク「まったく。政治家がこういうところを改善しないから俺たちみたいな被害者が出るんだよ。どうにかしてくれよ。」

サエナイ「橋が壊れたのはお前のせいだろ」

オキラク「まあその話題はもういい。前見てみろ。」

そこは、崖だった。

ライム「崖にそってならいけそうだな。」

オキラク「そうだな。じゃあ行くぜ。着いてこいよ。」

3人は崖にそって進み始めた。

オキラク「結構ギリギリだな。押すなよ…絶対押すなよ…」

サエナイ「オッケー押すわ。」

オキラク「フリじゃねーよ!」

サエナイ「チョン」

オキラク「うわっ!っておっとっとっとっとおおおおおおおおおおおお!」

オキラクはサエナイに突っつかれたことに驚き、落ちてしまった。

サエナイ「ちょっ…おわああああ!」

…サエナイを掴みながら。

ライム「おーい!大丈夫かー!」

オキラク「意外と浅かったわー!俺らはこっちいくからライムは崖の方進んでって!」

ライム「わかった!じゃあまた!」

サエナイ「おうよ。また地上で会おうぜ!」

崖を越えたライムは洞窟を進み続けた。途中、人が倒れていたので家まで運んであげた。

???「運んでくれてありがとう。このあたりにゃ誰も住んでないし…あんたはどうしてここへ?」

ライム「崖から落ちてきたんです。」

???「おお、そうか。この先は地上へ続いてるからな。道はこんな感じだ…頑張れよ。ちなみに俺の名前は田所シャム。

他の奴らからはモザイクを貫通する男、通称モザイクと呼ばれてるんだ。」

ライム「俺はライム。道を教えてくれてありがとう。じゃあな!」

モザイク「あっ、そうだ(唐突)おい、ちょっと待てい(江戸っ子)もうすぐ、この辺りに王宮の兵士たち、通称ロイヤル・ガードたちが見回りにくる。無礼のないようにな。」

ライム「ああ。わかったぜ。じゃあな!」

モザイク「気を付けろよー!」

モザイクと別れたライムは教えてもらった通りに道を進み、ついに出口を発見した。

ライム「よし、あれが出口っぽいな。やったz…」

その時!

ライムは背筋に寒気を感じた。

ライム(何だこれは…恐ろしいほどのさっきを感じる…!)

ライムは振り返った。

そこには、鎧を纏った人がいた。

 

story8に続く

 

ちょっと無理やりすぎる感じもするけどあしからず。